Wordファイルのパスワード・編集制限を一瞬で解除する3つの方法

Microsoft Wordは、ビジネス文書から個人のメモまで、さまざまな場面で活用されている定番の文書作成ソフトです。そんなWordには、重要な情報を守るために「パスワード保護機能」が備わっています。

しかし、「パスワードを忘れてしまった」「送られてきたWordファイルのパスワードが分からない」といった状況に直面したことはありませんか？

本記事では、パスワードが分からない場合でもWordファイルのロックを解除できる、実用的な3つの方法をご紹介します。パスワードで開けなくなったファイルに再びアクセスしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

• Word文書の制限の種類
• 方法1：WooTechy iCrowbarでWordロックを解除する（推奨）
• 方法2：VBAマクロを使ってロック解除する
• 方法3：オンラインのパスワード解除ツールを使う

Word文書の制限の種類

Wordには複数のロック機能が存在し、以下のような目的で利用されています。

これらのセキュリティは便利ですが、パスワードを忘れた場合や、管理者が退職してしまった場合など、正規の手段で開けない状況も頻発しています。

次に、Wordのパスワードを効果的に解除する方法を順を追って説明します。

方法1：WooTechy iCrowbarでWordロックを解除する（推奨）

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Wordファイルのパスワード解除や編集制限の解除をしたい場合、今年注目のツールが WooTechy iCrowbar です。この専門的なソフトウェアは、古い形式のファイルや読み取り専用モード、複雑なパスワードで保護されたドキュメントにも対応しており、大切なデータを失うことなくロック解除できる点で、多くのユーザーから高い評価を受けています。

WooTechy iCrowbarを使ってWordファイルのパスワードを解除する方法

• ステップ1. WooTechy iCrowbarをパソコンにダウンロードし、インストールします。その後、アプリを起動してください。
• ステップ2. メイン画面から、パスワードを解除したいWordドキュメントを選択して読み込みます。
• ステップ3. iCrowbarは複数の解除オプションを提供しています。ご自身の状況に最も適した方法を選び、「回復」ボタンをクリックします。
• ステップ4. 処理が完了すると、iCrowbarがパスワードを表示します。コピーしてWordに入力することで、文書にアクセスできるようになります。

方法2：VBAマクロを使ってロック解除する

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VBA（Visual Basic for Applications）は、Microsoft WordやExcelなどのOfficeアプリケーションに搭載されているプログラミング言語です。VBAを使うことで、マクロによる作業の自動化が可能となります。

ここでは、VBAスクリプトを利用してWord文書のパスワード保護を解除する手順をご紹介します。ただし、この方法を使用するには、ある程度のプログラミング知識が必要です。初心者の方にはやや難易度が高いため、慎重に操作を行ってください。

WordのパスワードをVBAで解除する手順

• ステップ1. Word文書を開きます。
• ステップ2. キーボードで「Alt + F11」を押して、Visual Basic Editor（VBE）を起動します。
• ステップ3. 左側のプロジェクトペインで対象の文書を右クリックし、「挿入」→「モジュール」 を選択します。
• ステップ4. 新しく開いた白いウィンドウに、以下のコードを貼り付けます。

基本コードの一例：

Sub PasswordBreaker()
Dim i As Integer, j As Integer, k As Integer
Dim l As Integer, m As Integer, n As Integer
Dim i1 As Integer, i2 As Integer, i3 As Integer
Dim i4 As Integer, i5 As Integer, i6 As Integer
On Error Resume Next
For i = 65 To 66: For j = 65 To 66: For k = 65 To 66
For l = 65 To 66: For m = 65 To 66: For i1 = 65 To 66
For i2 = 65 To 66: For i3 = 65 To 66: For i4 = 65 To 66
For i5 = 65 To 66: For i6 = 65 To 66: For n = 32 To 126
ActiveSheet.Unprotect Chr(i) & Chr(j) & Chr(k) & _
Chr(l) & Chr(m) & Chr(i1) & Chr(i2) & Chr(i3) & _
Chr(i4) & Chr(i5) & Chr(i6) & Chr(n)
If ActiveSheet.ProtectContents = False Then
MsgBox "Password is " & Chr(i) & Chr(j) & _
Chr(k) & Chr(l) & Chr(m) & Chr(i1) & Chr(i2) & _
Chr(i3) & Chr(i4) & Chr(i5) & Chr(i6) & Chr(n)
Exit Sub
End If
Next: Next: Next: Next: Next: Next
Next: Next: Next: Next: Next: Next
End Sub

• ステップ5. 上部のツールバーにある「実行」ボタン（緑の再生アイコン）をクリックするか、「F5」キーを押してコードを実行します。成功すると、パスワードが表示されるポップアップが現れます。

方法3：オンラインのパスワード解除ツールを使う

👍 即時性 & インストール不要

インストール不要でWord文書のパスワードを解除したい方には、オンラインツールを使う方法が便利です。なかでも「LostMyPass」は、世界中で広く利用されている無料のパスワード解除サービスのひとつです。

LostMyPassは、Word（.doc/.docx）ファイルをはじめとした各種文書ファイルのパスワードを解析・復元することに特化したウェブサービスです。よく使用されるパスワードのデータベースや総当たり攻撃（ブルートフォース）を組み合わせて、パスワードの解読を試みます。ただし、成功の可否はパスワードの強度や複雑さに大きく左右されます。

Word文書のパスワードをオンラインで解除する手順

• ステップ1. LostMyPassの公式サイトにアクセスします。
• ステップ2. 「ファイルをアップロード」をクリックし、パスワードが設定されたWord文書を選択します。
• ステップ3. システムが自動的に一般的なパスワードを使って解析を開始します。
• ステップ4. パスワードが見つかれば画面に表示されます。見つからなかった場合は、有料オプションでより詳細な解析を依頼できます。

まとめ

Word文書のロック解除は、思っているほど複雑ではありません。本記事では、パスワードが設定されたWordファイルを解除するためのおすすめの方法を3つ、ステップごとにわかりやすくご紹介しました。

さらに、それぞれの方法の特徴やメリット・デメリットについても比較し、ご自身に最適な手段を見つけやすくしています。

もし「安全」「スピーディー」「高い成功率」でロックを解除したい場合は、WooTechy iCrowbarが特におすすめです。

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